市町村道の舗装構成

2019年2月25日




市町村道の一般的な舗装構成をご紹介します。
下図が一般的な構造図です。

ご覧の通り、アスファルト舗装は3㎝+4㎝=7㎝と最も身近な舗装道路です。
基本的に県道と同じレベル強度の舗装構成となります。ある意味一般国民には最も利用されている道路ですね。

アスファルト舗装は基層(4㎝)、表層(3㎝)の計2層で仕上げる場合もありますが、市町村道に限り計5㎝の一層構成の場合もあります。
あまり交通量が多くない地域や、市街地ではない地域に頻繁に利用される舗装構成です。

また、砂利(砕石)で道路表面を仕上げる、つまり舗装道路の代わりに砂利道を作る場合もあります。最大のメリットは低コストという点ですが、畑地帯をはじめトラクターなどの農機械が頻繁に通行する道路に使われる構成です。
アスファルト舗装構成にしても、すぐに修復が必要となる為、砂利による構成が流行っているのだと思います。

都道府県道と同様、交通量の多い市町村道ですが、最近は補修の工法として路上再生路盤工が一般的のようです。
まずクラック(ヒビ割れ)を補修し、アスファルト表面のみ切削し、練り混ぜて再度敷均すという工法です。
公共機関もコストを考えなければならない時代ですから、上記のようなエコ的な工法が用いられていると思われます。

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