飛行場滑走路の舗装構成

2019年2月25日




飛行場滑走路の一般的な舗装構成をご紹介します。
下図が一般的な構造図です。

ご覧の通り、流石滑走路と言わんばかりの頑丈な舗装道路ですね。

普段私達が車で走っているアスファルト層は一般的に2層ですが、なんと滑走路は計4層で成り立っているんです。
更にその下層にコンクリートの床版という構成となります。

この図にはございませんが、実は最下層のコンクリート床版の下は砕石や土ではありません。
ジャケット構造といいまして、コンクリート床版の下には杭が何本も打設してあり、杭と杭を鋼管トラス構造にジャングルジムのように組み立てられているのです。
更にその上に鋼桁が挟まれているので、旅客機が墜落でもしない限り壊れる事はまずあり得ないでしょう。
以上のように飛行場滑走路の舗装はアスファルト舗装の中でも最も頑丈なアスファルトと言えるのです。

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