基層アスファルト

2019年2月25日




下図をご覧の通り、やっと地面に近づいてきましたね。
基層とは2層あるアスファルト舗装版の下層の部分に当たります。基礎と層をかけて基層といいます。
道路構成
上図のように基層というものは、普段私達が歩いている舗装版から約3~4㎝ほど下がった部分に存在するものです。
道路の老朽化で穴があいたり、削れている部分であれば既に無くなっているかもしれませんね。
それほど浅い部分に存在するという事です。
一般的に、アスファルト合材を使用し3~4㎝前後の厚さで仕上げます。
使用材料と使用機械と施工方法は下記をご参照下さい。

使用材料と機械

基層の使用材料は主に「アスファルト合材」となります。
もちろん専門業者から購入しますが、新材と再生材の2種類が存在します。
機械は、まず合材を敷均すもの。
アスファルトフィニッシャーを使用します。
次に表面の転圧をするもの。
タイヤローラーとマカダムローラーが一般的でしょう。

施工方法

実際の施工写真です。
基層
アスファルト合材はただ敷均しても路盤に定着することがなく、強度に問題が生じるため、アスファルト乳剤を利用し路盤面とアスファルト面の間に接着剤のような物を散布します。
アスファルト乳剤=接着剤と考えて頂いても結構です。
次にアスファルト合材をアスファルトフィニッシャーで敷均し、タイヤローラーとマカダムローラーの複合転圧で所定の密度と厚さに仕上げます。
舗設温度や密度に特に注意しながら施工します。

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